2004年08月06日

一人の男が飛行機事故で生き残る

町山智浩アメリカ日記(8月6日)によると、米国で封切られたM・ナイト・シャマラン監督の新作"The Village"の評判は微妙な雲行きらしい。

まあ、アメリカの観客がシャマランに何を期待しているのかよくわからないので評判にはさして興味ないのだけれど(ちなみに僕は、いつかまた堂々たるバカミス映画を撮ってくれるに違いない、という期待から観ています)、記事内で『アンブレイカブル』の元ネタとして『墜落大空港』(The Survivor)という題名の映画が挙がっているのが気になった。

調べてみたら、ビデオ題は『ジャンボ・墜落/ザ・サバイバー』、1981年の作品で、飛行機事故でひとり生き残った男の周りで怪異が起こる……という話らしい。『アンブレイカブル』の元ネタは『フィアレス』(1993年)だろうと思っていたのだけれど、もっと前にも似たような話があったのか。

IMDbを見たら、ちょうど『フィアレス』と『アンブレイカブル』の題名を挙げているコメントがあった(脚本は面白いのに監督が駄目、とも言われているようだけれど)。『フィアレス』と『アンブレイカブル』のどちらも傑作だと考えている者としては、ちょっと気になる。

原作は英国のホラー作家ジェイムズ・ハーバートの『ザ・サバイバル』、脚本はデイヴィッド・アンブローズ(最近、『幻のハリウッド』[amazon] [bk1] や『迷宮の暗殺者』[amazon] [bk1] が翻訳されて一部で評判の作家)と、それなりに変な話を期待できそうな顔ぶれだ。

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