2005-05-02

『ウィスキー』

Whisky / 2004年 / ウルグアイ・アルゼンチン・ドイツ・スペイン / 監督: フアン・パブロ・レベージャ、パブロ・ストール

珍しやウルグアイの映画ということで、去年の東京国際映画祭でグランプリを獲ったときから気になっていた作品。映画自体の出来もなかなか良かった。

独身の男女が体面を繕うために夫婦を演じることになる……という、人情コメディの定番のような筋書きなのだけど、とにかくうらぶれた場所と冴えない顔の人物しか出てこないのがいかにもウルグアイの辺鄙さを表しているようで面白い。登場人物か寡黙なのもあって、「南米版カウリスマキ」という評があったらしいのもうなずける。画面に映る室内の隅々まで生活感があって、ほとんど説明がなくても見ているだけで登場人物がこれまで積み上げてきた暮らしや性格が伝わるようになっている。丁寧に作り込まれた作品だと思う。

あくまで小品なので特に騒ぐような映画ではないけれど、ふらりと入った映画館でこんな作品がかかっていたら拾い物だろうと思える秀作。

幕切れは手堅い人情コメディとして締めるのかと思っていたので肩透かしのようにも感じたのだけれど、後から振り返ってみるとあれもありだったかなという気もしてきた。[★★★★]

2005-05-02 06:44 [movie] | Permanent link | Comments (1)

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ウィスキー Whisky

水曜日にテアトル梅田にて鑑賞。
テアトル梅田はマイナーだけど渋くて良いセレクトが多いなと思う。
1日で映画の日だったこともあり、いつもより混んでた気がした。

ウィスキー (Whisky)
ウルグアイ/アルゼンチン/ドイツ/スペイン 2004年
”ウィスキー”は幸せの合言葉。
公式サイト



≪Story≫
 ウルグアイの町。 ハコボは、父親から譲り受けた小さな靴下工場を細々と経営している無口でちょっと神経質でなかなか頑固な中年男。 毎朝決まった店で朝食を取り、毎朝決まった時間に工場に行き、シャッターを開け、決まった手順で機械を動かし、毎朝決まったお茶を飲む。 ...

Posted by ネコと映画と私 plus ワンコ at 2005/06/09 (Thu) 23:15:52

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