2005-01-29

『プリティ・イン・ピンク 恋人たちの街角』

amazon: プリティ・イン・ピンク

Pretty in Pink / 1986年 / 米国 / 監督: ハワード・ドイッチ / 脚本: ジョン・ヒューズ

モリー・リングウォルドが貧乏に負けない創意工夫のある服装で時代の寵児になったという映画。映像が意外にシャープで綺麗だと思ったら、撮影がタク・フジモト(『羊たちの沈黙』『シックス・センス』)だった。

地味で頑張り屋の主人公(モリー・リングウォルド)のもとに恋の相手として金持ちでハンサムな同級生(アンドリュー・マッカーシー)が現れるという、典型的な「白馬の王子様」少女漫画の話で、さすがに男の観客には愉しむ余地が少ない。脇役のダッキーが素晴らしくいい奴だというくらいか。ジョン・ヒューズ作品だと『ブレックファスト・クラブ』はいま見ても面白い名作といえるけれど、これは歴史の遺産という以上のものではないと思う。

それにしても、米国の高校はこんなに金持ちと貧乏人の経済格差による階級制度みたいなものがあるんだろうか。そのあたりもあまりぴんとこない。『ベイビー・イッツ・ユー』のジョン・セイルズ監督は「高校生活は民主主義の最後の砦だ」と発言していたそうだけれど、どちらが正しいんだろう。

モリー・リングウォルドは特に可愛いとは思えないけれど、赤毛と緑の瞳の取り合わせが『赤毛のアン』以来の少女小説の伝統に則っているのでヒロインとしては良いのだろう。

父親役のハリー・ディーン・スタントンが、出てきただけで生活能力のない駄目男だとわかるのでおかしかった。もちろん奥さんにはすでに逃げられている。『パリ、テキサス』と同じだ。[★★★]

2005-01-29 07:32 [movie] | Permanent link | Comments (0)

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